ニューヨーク・ハドソン川の旅客機不時着の原因となったのは、野鳥と航空機の衝突、いわゆる「バードストライク」とみられています。この「バードストライク」とは一体どのようなものなのでしょうか? 一部だけゆがんだエンジンの羽。そこには鳥の毛が残っています。これは、野鳥が航空機に衝突する「バードストライク」によって破損した、飛行機のエンジンです。 「大量の鳥を(エンジンに)吸い込むと、ブレード(羽)が壊れる。ブレードが壊れると回転のバランスが崩れて、エンジンが爆発するおそれもある」(航空評論家、諸星廣夫さん) 今回のニューヨーク・ハドソン川の不時着も、離陸直後にエンジントラブルが起きていることなどから、「バードストライク」が原因とみられています。 実は日本国内の空港も、「バードストライク」には悩まされてきました。職員がパトロールを行い威嚇射撃を行う長崎空港。成田空港でも爆竹や散弾銃を使って鳥の群れを追い払う対策を試みてきました。羽田空港ではハヤブサで野鳥を駆除する試みも。 Q.バードストライクの頻度は? 「結構多いんですね。全員が無事だったというのは、よかったと思います。珍しいレアなケースです」(航空評論家、諸星廣夫さん) 「バードストライク」によるトラブルは日本では年間数百件以上起きていて、おととしには1200件を超えました。アメリカでも1998年から2004年までの間に、5万6000件以上ものトラブルがあったとの統計もあります。 「飛行機にとっては離陸、着陸より離陸が危ないですね。あがってすぐ大量の鳥を吸い込んだら、今回のようになってしまうんですね」(航空評論家、諸星廣夫さん) (16日10:49)
下载地址: 点这里下载-> 点击这里下载原文视频