アメリカがテロ支援国家の指定を解除したのを受け、北朝鮮は13日、ヨンビョンの核関連施設へのIAEA=国際原子力機関の監視員の立ち入りを再び認めました。
北朝鮮は今月9日、無能力化の対象だった黒鉛減速炉や核燃料加工施設などヨンビョンの全ての施設で、IAEAの監視員の立ち入りを禁止し、核開発を再開する動きを加速させていました。
しかし、アメリカによるテロ支援国家の指定解除を受け、北朝鮮は無能力化の作業を再開すると表明。IAEAの監視員に対しても13日、全ての施設への立ち入りを再び認めると通告しました。
先月末、核燃料再処理施設の封印を解除し、監視カメラを撤去したことに始まった北朝鮮によるIAEAの締め出しは、これでいったん収まったことになります。(14日01:02)