10日のニューヨーク株式市場は、アメリカの自動車大手3社「ビッグ3」の救済策を巡る思惑が交錯し、値動きの荒い展開となりましたが、最終的にはダウ・ナスダックともに上昇しています。 10日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前の日に比べて70ドル09セント高い8761ドル42セントで取引を終えました。 ホワイトハウスと民主党幹部の間で、「ビッグ3」の救済法案について基本合意に達したと伝わったことから、自動車株を中心に取引開始直後から幅広い銘柄で買い注文が集まりました。 ただ、午後に入ってから、救済法案について共和党議員から反対の意見が出ると、ダウ平均は下げに転じる場面もあるなど、「ビッグ3」を巡って相場は左右される展開となりました。 一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、1565.48と18.14ポイント上昇しています。(11日09:41)