安否がわからなかった高齢の姉妹は無事でした。静岡県三島市で、路上にゴミがはみ出し、通行の障害にもなっていた通称・ゴミ屋敷に、16日、市の職員が立ち入り調査を実施しました。 「ネズミや猫がすごい。近所迷惑じゃな」(近所の人) 問題の家は、三島市の中心市街地にある民家で、70代の姉妹2人が住んでいます。10年ほど前から、家の周りにゴミがあふれるようになり、市が撤去要請をしてきましたが、それに応じず、1年ほど前から75歳の妹の安否がわからなくなっていたため、市は16日、高齢者虐待防止法に基づいて立入調査に踏み切りました。 家の中もゴミで埋め尽くされていることから、市は、警察と消防の応援を仰ぎ、ゴミの撤去に当たりました。トラック2台のゴミが運び出されたところで、75歳の妹の無事が確認されました。市と警察は、姉妹から生活状況などの事情を聴き、対応を検討する方針です。(16日11:37)