アメリカのＦＲＢ＝連邦準備制度理事会のバーナンキ議長はギリシアや日本を例に挙げ、国の債務残高がＧＤＰ＝国内総生産の１００％を超えると「極めて心配」と述べました。
「ギリシアは（ＧＤＰの）１２０％、日本は２００％で、国債が格下げされました。１００％を超えると非常に心配です」（バーナンキＦＲＢ議長）
アメリカの中央銀行であるＦＲＢのバーナンキ議長は９日、議会で証言し、ギリシアと日本を並べて引き合いに出し、政府の累積財政赤字である債務残高がＧＤＰの１００％を超えると「非常に心配」と述べました。
その上で、「１００％はマジックナンバーではない」としながらも、現在ＧＤＰ比１００％に近づきつつあるアメリカの財政赤字が「今以上に大きく増えないよう安定化させる必要がある」と警告しました。
ＩＭＦ＝国際通貨基金の調査では今年の日本の債務残高はＧＤＰの２２７％になる見通しで、通貨危機の只中にあるイタリアの１２０％やスペインの６８％を大きく上回り、主要国中、最悪の水準となっています。（10日09:39）
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