東日本大震災発生から18日で100日を数えました。岩手県大船渡市では、再起に向けて地元に伝わる文化を守り伝えようとする人々がいます。
太鼓の響きに揺れる獅子の群れ。大船渡市三陸町に続く「獅子躍り」は、亡くなった人の供養や悪霊退散の願いを込めた岩手県を代表する伝統芸能の1つです。この日、市内の小学校で震災後初めて披露されました。“金津流浦浜獅子躍”の指導を行う古水力さんは、三陸町にある北里大学で20年以上働いていました。
「残念な気持ちもあるのですが、戻らないと決まったわけではない。そこに望みを託したい気がします」(古水力さん)
大学では施設の管理を行ってきた古水さん。北里大学三陸キャンパスでは、海洋生命科学部の学生およそ570名が学んでいましたが、震災をきっかけに神奈川県内へ移っていきました。
震災から100か日を迎えた18日、津波による被害のつめ跡が残る越喜来湾に獅子たちはいました。獅子たちは皆、ここで暮らす20~40代の男たちです。津波で流されてしまった老人ホーム。犠牲者の弔いが営まれた家々で獅子たちは舞い、鎮魂の祈りを捧げました。
「(Q.踊りを見てどうでしたか?) まだまだですね。ただ踊るのではなく、基本は何なのかを心得ておかないと。若い衆が引き継いでもらわないといけない、一番大事なところです。十分しごきながら頑張っていきたい」(古水力さん)
古水さんは、この町に続く文化を守ることが、人も景色をも奪った津波の悲劇を乗り越えることになると信じます。
取り残された校舎から再起を図ろうとする漁師もいます。ワカメの養殖を営む西村千尋さんは、海のがれきを撤去するかたわら、ある準備に忙しい。
「校舎の下に施設があるんだよね。普通、海のほうで種をとるんだけど、陸(おか)で種をつけて陸で育てる」(西村千尋さん)
西村さんたちは、これまで業者から種を購入してワカメを養殖していましたが、震災の影響で種の入手が困難になりました。そこで、自分たちで一から種を育てるため、大学の施設を利用することにしました
今月14日、西村さんたちの新しい試みが始まりました。北里大学の教授の指導を受けながら、ダイバーたちが養殖に適したメカブを選んでいきます。このメカブには、ワカメの種となる胞子がついています。このメカブから採取した胞子を水槽で培養し、8月には種糸をつくる予定です。養殖いかだにつけて、9月にはワカメを海へ戻したいといいます。
「私も初めてのことなので、先生の教えのもとで勉強したい。最初の一歩だよね、これが」(西村千尋さん)
学生が消えた町、大船渡市三陸町。震災から100日が過ぎ、復活を信じる人々が、この町でそれぞれの道を歩み始めています。(20日16:33)
想进一步学习的童鞋可以通过连接下载该视频:http://news.neworldedu.org/UploadFiles/201162185529528.asx
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