15年前、当時、岐阜県の御嵩町長だった柳川喜郎さんが襲撃された事件は30日、時効が成立しました。
この事件は15年前、当時、御嵩町長だった柳川喜郎さんが自宅で2人組の男に襲われ、頭の骨や肋骨を折るなどして一時、重体となったものです。柳川さんは95年の町長就任後、地元で進められていた産業廃棄物処分場の建設計画を凍結、その翌年に事件は起きました。
「あまり覚えがないが、バシッバシッっと骨が砕けるような衝撃(があった)」(前御嵩町長・柳川喜郎さん、ことし9月)
その後、柳川さんの自宅が盗聴されていた事件も発覚し、警察は産廃処分場計画が背景にあるとみて、これまで延べ15万5000人の捜査員を投入。しかし、未解決のまま30日午前0時に時効が成立しました。
「行政対象暴力がまかり通って、みんなが黙ってしまう。これは本当に恐ろしい社会。(犯人には)是非、名乗り出て、本当のことをしゃべってほしい」(前御嵩町長・柳川喜郎さん)
問題の産廃処分場計画は先月、完全に消滅。柳川さんは、今後も自分なりに真実を求めていきたいと話しました。(30日17:36)
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