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[日语阅读学习]社会:震災の記憶「風化させぬ」、記者の思い

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2011-11-06 21:32

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震災の発生から間もなく8か月、その記憶を風化させないためにはどうすればいいのでしょうか。かつて阪神・淡路大震災を取材した記者が、今度は東日本大震災の被災地で活動を続けています。
松本創さん(41)。元神戸新聞の記者で、今はフリーのライターとして東日本大震災の取材を続けています。松本さんは、被災地への全国的な関心が薄れつつあると感じています。
「乱暴に言えば、(被災地外の人の関心が) 原発のことだけになっている」(松本創さん)
16年前に起きた阪神・淡路大震災はしばらくの間、新聞の一面でしたが、2か月後に発生した地下鉄サリン事件をきっかけに、全国的な関心は徐々に被災地から離れていきました。松本さんは、今回の東日本大震災でも被災地が既に忘れ去られつつあると話します。
「日常の雑事のかなたに追いやられて、3か月、6か月に『節目ですよね』と取り上げられる」(松本創さん)
報道が少なくなったからといって、復興が進んでいるわけではありません。がれきは依然として山積みで、被災した建物も放置されたままです。
松本さんには、陸前高田市を訪れるたび必ず会う人がいます。仮設住宅で暮らす佐々木一義さん(58)。佐々木さんは、妻の美和子さん(享年57)を津波で亡くしました。
「中学2年生のときから(妻を)好きだった」(佐々木一義さん)
松本さんが佐々木さんと初めて会ったのは、地震から3か月後。妻と勤め先のホテルを津波で失いながら、前向きに生きようとする姿にひかれ、取材を続けています。
「津波は憎い。でも、海は嫌いになれない。海で俺たちは育てられた」(佐々木一義さん)
松本さんが神戸から取材に来るたび、佐々木さんは大勢の地元の人に会わせようとします。被災者の声に耳を傾けてもらい、現状を全国の人に伝えてもらいたいと思っているからです。
陸前高田市の山あいに建つ普門寺。本堂には、150を超える遺骨が安置されています。中には家族全員が流され、引き取り手がいない遺骨もあるといいます。こうした遺骨のように、佐々木さんは被災地が忘れ去られていくことを危惧しています。
「この人たちは死にたくて死んだのではない。この人たちの思いを生かしてもらいたい。伝えることが私の役目」(佐々木一義さん)
松本さんは、東日本大震災について取材してきたことを雑誌で発表し、震災が忘れ去られていく現状を「風化」という言葉で表しました。
「阪神・淡路大震災の時、私たちの前に立ち塞がった最大の敵は『風化』だった。そして、今回の東日本大震災では早くもそれが始まろうとしている。この最大の敵に抗う術は、『無力感に絶えず苛まれながらも続けていくこと』以外ないのだ」(『G2』9月刊行〔講談社〕より)
松本さんは今、メディアに身を置く者として風化を防ぐ術を模索しています。
「『節目ですね』というのではなく、できるだけ一緒にいさせてもらって、話を聞かせてもらって・・・ってことしかないのでは」(松本創さん)
風化をどう食い止めるのか。伝え続けていくことが大切だといいます。(03日18:15)

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以上是日本留学网https://riben.liuxue86.com/exam/日语组小编整理的2011年11月日语能力测试的《[日语阅读学习]社会:震災の記憶「風化させぬ」、記者の思い》文章,恭祝大家考试顺利通过!

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