『日语学习』政治:初の党首討論、消費増税などで激論

野田政権になって初めての党首討論が行われました。自民党の谷垣総裁、公明党の山口代表が討論に立ち、防衛省の沖縄防衛局長が更迭された問題や消費税の引き上げ問題などで、野田総理と激論を交わしました。
「この問題から始めなければならないのはやりきれない思いでございますが、政権の沖縄問題に対処する姿勢、そこに大きな欠陥があるんじゃないか、緩みがあるんじゃないか」（自民党 谷垣禎一 総裁）
「私も心から沖縄の皆さまにおわびを申し上げたい。（晩さん会の欠席について）厳しく官房長官から注意をし、大臣も反省をしているところでございます」（野田首相）
自民党の谷垣総裁は、前沖縄防衛局長による不適切発言を取り上げ、ブータン国王の宮中晩さん会に欠席していた一川防衛大臣の責任問題を追及しました。また、消費税の引き上げ問題について、年内に党内の意見集約するのか激しく迫りました。
「総理は年内にきちっと税率、消費税の値上げの時期、こういうものを含んだ実施法案をまとめられ、それを閣議で決定されるのかどうか」（自民党 谷垣禎一 総裁）
「我々の考え方をまとめていくというのは、これは年内をメドに結論を出していきたいと考えております」（野田首相）
これに対し、野田総理は、消費税の引き上げについては自民党も同じ考えだとして、与野党協議に応じるよう反撃しました。
「（自民党は）マニフェストで１０％を引き上げると言って、これ以上先送りしないということで、そこで議論していただけるかどうか、そこの確認をもう一回させていただきたい」（野田首相）
「国民との信頼なくして、国家の大事を成し遂げられるはずがない。だから私はもう一度、野田総理は信を問うて、足腰を鍛え直して出てこなければいけない」（自民党 谷垣禎一 総裁）
一方、公明党の山口代表は、東日本大震災の復興対策について政府の対応の鈍さを指摘しました。
「雪の降る前に避難生活に希望の明かりをともしてあげたかった。ここまで（復興対策が）遅れてしまったこと、野田総理の責任はあります」（公明党 山口那津男 代表）
「ご指摘のように、遅い、あるいは支援が行き届いていないという批判を受けていることは事実。一日も早く復興の事業が加速できるよう、全力を尽くしていく」（野田首相）
（30日17:00）

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