社会保障と税の一体改革を議論する民主党の調査会は、７０歳から７４歳の高齢者の医療費を引き続き１割に据え置くなどとした政府の案について大筋で了承しました。
１５日の調査会に示された社会保障分野についての政府の案ですが、まず、医療分野については、暫定的に１割に据え置かれている７０歳から７４歳の医療費について２割負担に戻すことを断念し、そのために必要な予算を確保するとしています。また、医療機関を受診するたびに一定額の負担をして高額な医療費の負担軽減を行う制度については導入を断念するとしました。
年金制度については、本来の年金額より２．５％高い支給となっている年金の「特例水準」について３年かけて解消するとしています。
民主党はこの政府の案について大筋で了承し、１６日中に社会保障部分の党内議論を終えて、税の議論に移ることにしています。（15日20:43）
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