[日语阅读学习]政治:「小沢氏勉強会」発足、１００人超参加

消費税増税へ向けた議論が大詰めを迎えています。そんな中、増税反対を明確に打ち出している民主党・小沢一郎元代表が２１日、新たな動きをみせました。圧倒的な「数の力」で野田総理をけん制する構えです。
総勢１００人を超える議員が万雷の拍手で出迎えます。２１日、民主党・小沢一郎元代表を会長とした新たな政策研究会が発足しました。
「我々が訴えた政策理念、これを忘れてしまったのでは、今までの政権・政治家の延長線上でしかなくなる。何のための政権交代か、民主党政権か」（民主党・小沢一郎 元代表）
早速、野田総理をけん制する小沢氏。念頭にあるのは消費増税です。なぜこのタイミングで「勉強会」なのでしょうか。
「党員の資格停止している人の指図に研究会作るなんてことが、常識の範囲を超えている。関心ないな」（民主党・渡部恒三 最高顧問）
２１日に立ち上がった小沢氏の勉強会。周辺によりますと、この勉強会を足場に小沢氏は党内基盤を固め、野田総理と対峙していく考えだといいます。
「小沢さんは若手が離党しようとしたとき必死に止めた。今、党内を割っても何のメリットもないからだ」（小沢氏周辺）
あくまで党に残り、影響力を行使しようという考えの小沢氏。鳩山元総理も小沢氏との連携を示唆しました。
「これはある種、協力もできるところもあろうかと思っている」（鳩山由紀夫 元首相）
今回発足した勉強会には、小沢グループ以外の議員も含め１０６人が出席しました。このうち民主党の衆院議員は８０人で、仮に全員が寝返ったとすると衆院では与党側が過半数を割り込み、法案が成立しなくなってしまうのです。過熱する反対派の議論。２１日、野田総理は消費増税を含む「社会保障と税の一体改革」の素案作りについて、改めて協力を求めました。
「年内に素案をまとめる。一体改革の素案、年内をめどにまとめる」（野田首相）
「年内にまとめる」と言った後、すぐに「年内をめどに」と、あいまいな表現に言い直した野田総理。実は、執行部の側からも「年内取りまとめは先送りした方がいい」という意見が強まっているといいます。民主党幹部の１人は、「年内は考え方をまとめるだけにとどめ、消費税引き上げ時期と税率が入った素案は年明けに先送りすべきだ」と指摘します。
これに対し野田総理は・・・。
「総理自身は２９日でも３０日でも議論を続けるつもりだ。ぎりぎりまで粘る姿勢を見せないといけない」（首相周辺）
“年内”決着か、それとも“先送り”か。今年も残りわずか。野田総理にとって難しい舵取りが続きます。（21日23:05）

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