東京電力福島第1原発事故で全村避難した福島県飯舘村の小学校、幼稚園の卒業・卒園式が25日、隣接する川俣町の中央公民館で開かれた。原発事故のため9カ月遅れの開催となり、村を離れて避難する子供たちが、友達や先生との再会に心を弾ませた。
村内の3小学校、2幼稚園は3月11日の震災のために卒業・卒園式を延期。小学校、幼稚園は村に隣接する同町に移転したが、原発事故の影響を懸念して、県外に避難した家庭も多く、子供たちもバラバラになっていた。「式を子供たちの再会の場にしよう」と、教員、保護者らが2カ月かけて準備した。
小雪が舞い、「ホワイトクリスマス」になったこの日、112人中105人の子供が集まった。式では、俳優の伊勢谷友介さんらがボランティアでコンサートを開催。歌手の岡本真夜さんが歌をプレゼントした。
飯樋幼稚園出身で避難先の二本松市の小学校に通う草野陽子ちゃん(6)は「とっても楽しいクリスマスだった」と笑った。また、両親と別れて、親戚と大阪市浪速区に避難している、飯樋小出身の佐野葉月さん(12)は「みんなに会えて元気になった。来年もがんばれそうです」と話した。
实用单词解析:
◆再会 (さいかい):再会,再见;[偶然に]重新相逢.
◆避難(ひなん ) :避难,逃难.
◆通う (かよう) :[登校する]上学,走读;[出勤する]上班,通勤.