東日本大震災を上回る津波の可能性も指摘されています。東海・東南海・南海地震などに備えて、国土交通省が津波の高さを独自にシミュレーションしました。東京湾でも被害が出るとの予想です。
すさまじい大津波が大阪の中心街を襲います。東海・東南海・南海地震の3つの地震が連動して起きたという想定で大阪府が作成したCG。津波の高さは従来の想定の2倍で最大6メートル。浸水は13の市や町、165万人が住む地域に及ぶとしています。当時の橋下大阪府知事も驚きを隠しませんでした。
「梅田やなんば、ここに津波が来るなんて僕の感覚で全く頭になかった」(大阪府 橋下徹知事〔当時〕)
これら大規模地震で最大級の津波が発生した場合、津波の高さはどれほどのものになるのでしょうか。国土交通省は29日、首都圏などでの影響を含めた独自のシミュレーション結果を新たに発表しました。対象になったのは東京湾から九州までの太平洋側にある主要な港です。最大級の津波が起きた場合、高知港や和歌山県日高港など少なくとも8つの港で今ある防波堤を乗り越えるおそれがあることがわかりました。
「災害はいつ来るかわからない。だから時間との戦いである」(吉田おさむ国交副大臣)
その1つ、高知港。古くから主要な港として栄え、4.9メートルの防波堤を備えています。しかし、国土交通省のシミュレーションの結果、想定される津波の高さは最大で11.9メートル。高知市では中心部の海抜が低く、市の大部分が浸水する可能性もあるといいます。
「あれ(防波堤)を越えると恐ろしい」(住民)
住民の不安を解消するため、四国運輸局は高台がない地域の公園などに「救命艇」を設置する検討を始めました。
「防災をするときに1つの対策で100%ということはない。何かの役に立てば」(四国運輸局)
和歌山県日高港。港には多くの船が停泊し、防波堤は高知港よりも高い6.3メートルです。港のそばにある電柱には「海抜2.5メートル、津波に注意」の文字。さらに、津波避難の看板もあります。しかし、日高港で想定される津波の高さは最大10.1メートル。この防波堤でも防げません。
「10メートル(の津波)が来たら私の家も全て流される。命が大事だから高い所へ逃げる」
「どうすることもできない。山へ逃げるしかない」(住民)
一体、どれほどの津波が襲うのでしょうか?東海・東南海・南海地震が同時に発生した場合の津波の浸水被害を和歌山県が独自にシミュレーションした映像。防波堤を越えた津波は川を逆流し、市街地まで押し寄せると想定されています。しかし、和歌山県の調査では東日本大震災時に出た津波警報で実際に避難した人は16.8%と、危機意識の低さが明らかになっています。
首都圏での津波の予想はどうなっているのでしょうか。東京港・青海埠頭をはじめとするコンテナターミナル。物流の要です。そこに2メートルの津波とは、どれほどのものなのでしょうか。
東日本大震災当日に航空自衛隊が撮影した千葉県旭市上空の映像。2メートルの津波がまさに到達する瞬間が収められていました。堤防の薄いところから水が流れ込み、沿岸部は瞬く間に水没してしまいました。
「(東日本大震災時)コンテナが流れた、車が流れたということがある。その地域の建物の建屋を高くしようとか考えていく」(吉田おさむ国交副大臣)
青海埠頭以外にも川崎港や横浜港で波が岸壁を越えるとの予想がされています。こうした沿岸部の限定したエリアだけでも、全国のコンテナ取り扱いのおよそ8割、さらに製造品出荷額のおよそ5割を占めるのです。
一方、国土交通省とは別に東京消防庁が作成した「東京に津波が来たらいかに避難するか」というビデオが公開されました。ビデオの中で指摘されているのは一刻も早い高台への避難。突然、波に襲われる場合があるからです。さらに、車での避難はせず、地下からすばやく高台へと避難することだと指摘しています。
東日本大震災の教訓をどう生かすのか・・・国交省は防波堤の構造を強化し、港湾施設が浸水した場合でも速やかに復旧できるよう、対策案を5月にも取りまとめる方針です。(01日00:15)
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