岡山県倉敷市で、作家・芥川龍之介の直筆の原稿が新たに見つかりました。
今回見つかったのは、芥川龍之介の「地獄変」や「邪宗門」の直筆原稿など33点です。青山学院大学の片山宏行教授が先月から調査を行い、明らかになったものです。
中でも「邪宗門」の原稿は、実際に発表されている内容とは違い、発表直前に書き直されたのではないかということで、片山教授は見つかった資料は、重要な意味を持つとしています。
「校正ですね。推敲の跡ですね。そういうものを見ることによって、芥川が何をどう書こうとしていたのか、どう悩んでいたのかという、創作、生成の過程が窺える」(青山学院大学・片山宏行教授)
倉敷市では、今回見つかった資料を来年にも一般公開したいとしています。(21日09:45)