中国人民銀行は、金融危機による経済の減速を避けるため、1%を超える異例の大幅利下げを打ち出しました。 中国の中央銀行にあたる中国人民銀行は、27日から金融機関の貸出しと預金の基準金利を1.08%下げることを決めました。 これにより、一年ものの預金金利の利率は、3.6%から2.52%になります。 また、来月5日からは金融機関の中国人民銀行への預金準備率を1%から2%引き下げるとしています。 今回の金利引き下げは、金融危機の影響が出始めた9月以来4度目ですが、今回は異例の下げ幅となっており、中国人民銀行は、金融緩和によって経済成長を積極的に下支えするためと話しています。 中国政府は、先月、大型の内需拡大策を打ち出したばかりで、大幅な利下げは、経済の減速に対する強い危機感の表れといえます。(26日21:49)