農林水産省は、風評被害にあたるケースが東京都内のスーパーなどで出ていないか調査を始めました。
「風評を招くような不適切な表示がないかどうか確認をさせていただいております」(調査員)
農林水産省は15日から都内のスーパーなどを訪れて「宮崎県産の鶏肉は扱っていません」などの不適切な表示がないか調査を始めました。「他の県産だから安心」といった表示も避けるよう要請しています。
また、都内で宮崎県が運営する県の特産品を扱う店では、影響を最小限に食い止めようと客への説明に必死です。
「お客様の方からご質問あれば“安心安全なんですよ”というのをですね、やはり訴えていくというスタンスに変わりはないと思います」(新宿・みやざき館矢野恒章課長)
この店では、宮崎県産の鳥肉を使ったカレーや炭火焼などを扱っていますが、宮崎県からの仕入れが多少減っていることを除けば、影響はほとんど出ていないと話しています。
「状況を把握いたしまして、そのうえでさらなる対応を、万全を期すということで、これから帰ってすぐにやりたいと思ってます」(松岡利勝・農水相)
松岡農林水産大臣は予定を繰り上げて15日午後帰国し、農林水産省で開かれる対策会議に出席することにしています。(15日16:40)