小・中学生を対象に行われた数学と理科の国際学力調査の結果、前回の調査に比べて参加国が増える中、日本はいずれの科目も上位を維持したことがわかりました。 これは教育の到達度を評価する国際学会が4年に一度実施しているもので、日本では小学4年生と中学2年生を対象に去年3月に行われました。 その結果、全生徒の平均点を500点とした場合、日本の小学校の算数が568点、理科は548点で、参加した36の国と地域中、ともに4位でした。また、中学校の数学が570点、理科は554点で、48の国と地域中、数学が5位、理科が3位でした。 こうした結果を受けて文部科学省は、「前回と比べて参加国が増えたにもかかわらず全て5位以内となっていて、学力の低下傾向に歯止めがかかった」としています。(10日05:01)