学生ら32人が殺害され、アメリカ史上最悪の銃乱射事件となったバージニア工科大学の事件で、容疑者がこの大学の4年に在籍する23歳の韓国人学生だったことがわかりました。
「犯人はチョ・スンフィ23歳で、アメリカ在住の韓国人です」(警察会見)
警察の発表によりますと、事件の後に自殺した男は、バージニア工科大学の学生で、韓国国籍のチョ・スンフィ容疑者(23)です。
チョ容疑者は英語を専攻する学生で、銃撃事件のあった寮とは別の学生寮で生活していました。犯行の動機はまだわかっていません。
「彼はいつも帽子をかぶっていて伏し目がちでした。感情を全く見せず、話をしない人で、こんなことをするなんて全く想像できません」(同級生)
アメリカの永住権を持っていて、AP通信によりますと、9歳の時に両親とともにアメリカにやってきたということです。
一方、バージニア工科大学では、ブッシュ大統領夫妻も参加して追悼集会が開かれ、会場となった体育館には、1万人の収容人数をはるかに超える学生や家族らが詰めかけ、犠牲者の冥福を祈りました。(18日09:03)