小中高生に最も多いアレルギー疾患は、花粉症などのアレルギー性鼻炎。文部科学省が行った調査で分かりました。
この調査は、全国の公立の小中学校、高等学校など3万6800校余りの児童・生徒およそ1280万人を対象に行ったものです。
アレルギー疾患で最も多いのは、花粉症を含むアレルギー性鼻炎で全体の9.2%を占め、次いで、ぜん息の5.7%、アトピー性皮膚炎の5.5%などとなりました。
アレルギー性鼻炎と結膜炎について、掃除や動物の飼育当番で疾患を持つ子供達に配慮している学校は15%、また花粉やホコリの多い日に体育などの授業で配慮している学校は30%となっています。
文部科学省では、調査結果を受けてアレルギー疾患に対する生活管理指導のマニュアルを作成し、学校現場に配布する方針です。(11日15:04)