南オセチアをめぐるロシアとグルジアの武力衝突です。停戦合意後もロシア軍がグルジア領内に留まっているため、アメリカはロシアに対し、「攻撃的な姿勢」が続けば「米ロ関係に悪影響を及ぼす」と警告しました。
グルジア側は、ゴリ周辺に留まっているロシア軍に対して14日中の撤退を求めましたが、ロシア軍当局は、「治安維持業務を引き継ぐため、完全撤退は2日後になる」としています。
しかし、AP通信によりますと、グルジアのサーカシビリ大統領は14日、「ロシア軍の戦車など100台以上がグルジア第2の都市クタイシに向けて侵攻を始めた」と語っています。
こうした状況にアメリカのゲーツ国防長官は、ロシアがグルジアに対し、「攻撃的な態度を続けるなら、米ロ関係は今後何年にもわたり悪影響を受けるだろう」と述べ、「今回のロシアの行動には何らかの結果が必要になるだろう」と警告しました。(15日11:12)
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