コソボの独立問題を争点にした旧ユーゴスラビア・セルビアの大統領選挙が3日行われ、大接戦の末、親欧米派の現職、タディッチ氏が当選を確実にしました。
3日、投票が行われたセルビアの大統領選挙は、民間の監視機関による調査の結果、現職のタディッチ氏が、先月、第1回目の投票で首位だった極右民族派のニコリッチ氏を接戦の末、僅差で破り、当選を確実にしました。
いずれの候補もコソボの独立には反対していますが、当選したタディッチ氏はEU=ヨーロッパ連合との対話による解決を目指す一方、ニコリッチ氏はこれには消極的で、むしろロシアとの関係強化を訴えていました。
「やっぱりEUがいいよ、どの国にもビザなしで行きたい」(有権者)
「選挙結果は僅差だけど国民はみんなEU入りを望んでいる」(有権者)
将来のパートナーとしてEUか、それともロシアのどちらを選ぶかでも争われた今回の選挙。セルビア国民の選択は僅かながらEU側に傾いたといえそうです。(04日08:08)
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