九州の有明海で魚介類が大量に死んでいるのが見つかりました。赤潮や、海水に含まれる酸素が少なくなったことが原因ではないかと見られています。
佐賀県太良町の沖合の有明海です。今、赤潮が発生していて、海そのものがやや赤黒くなっています。そして、海上に目を移しますと、白いつぶつぶが見えますが、これはすべて魚の死骸です。
九州の４つの県に囲まれた有明海では、特に佐賀と長崎の沖合で有害プランクトンによる赤潮が発生していて、ボラやスズキ、アナゴなど様々な魚の死骸が見つかっています。
佐賀県によりますと、海水に含まれる酸素が極端に少なくなる貧酸素になっているということです。さらに猛暑の影響で、海面付近の水温が３０度を超えていて、こうした複数の要因が絡んで大量死が起きた可能性が高いと見られています。(14日11:41)
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