異例の規模の人員削減です。アメリカ金融大手・シティグループは17日、世界中で5万人以上の従業員を削減することを発表しました。 シティグループは昨年末時点の従業員数37万5000人から20%をカットし、およそ30万人まで人員を減らす方針を明らかにしました。 これにより、今年9月までにカットされた2万3000人に加え、新たに5万人以上が削減されることになります。 シティグループは、サブプライムローン問題や金融危機の影響で、今年の7月から9月期の決算まで4四半期連続の赤字となり、1兆9000億円以上の純損失を計上しています。 アメリカ政府による公的資本の注入を仰いだものの株価が大きく下落し、経営不安も深刻化していることなどから、5万人以上という異例の規模の人員削減に追い込まれる形となりました。(18日03:32)