国民年金保険料の納付記録である「被保険者名簿」を保管していない市町村が、全体のおよそ1割に上ることが明らかになりました。
これは、12日に開かれた参議院の厚生労働委員会で柳沢厚生労働大臣が明らかにしたものです。それによりますと、国民年金保険料の納付記録である「被保険者名簿」を保管していない市町村が191と、調査時点の全市町村1827の10.5%に当たることが分かりました。
国民年金保険料の徴収が市町村から社会保険事務所に移った2002年以降、市町村に名簿の保管義務はありませんが、名簿がない場合コンピュターシステムの記録に入力ミスがないかどうか調べることができなくなる恐れがあります。(12日22:24)