北京で行われている6か国協議は昨日、北朝鮮の核計画の検証方法をめぐり議長国・中国が示したたたき台を元に意見調整が行われましたが、合意文書がまとまるめどは立っていません。 協議2日目の昨日は、北朝鮮の核計画の検証方法について中国が示した4ページにわたるたたき台を元に、意見調整が行われました。焦点の核施設からのサンプル採取については、「それに近い表現」を使って盛り込まれているということですが、日本やアメリカはより明確に表すよう求めたものと見られます。 日本の斎木代表は、日・米・韓とロシアの足並みがそろってきたとしていますが、肝心の北朝鮮は本国から指示を受ける必要があるなどとして、態度を明らかにしていません。 サンプル採取などを拒否してきたこれまでの姿勢を簡単に変えるとは考えにくく、予定では最終日となるきょう中に合意文書をまとめるのは難しいものとみられます。(10日04:15)