大阪歯科大学病院の医師が、大麻を所持していたとして逮捕されていたことがわかりました。逮捕のきっかけは、警察官の勘違いでした。 今月9日、大阪歯科大学附属病院の嘱託歯科医・原田茂容疑者(28)が、乾燥大麻およそ0.13グラムを所持していた大麻取締法違反の容疑で現行犯逮捕されていることが分かりました。 今月9日の午後10時頃、大阪府吹田市の路上でパトロール中の警察官が、車のルームミラーに大麻草がいくつもつり下げられていると勘違いし、運転していた原田容疑者に職務質問したところ、すぐに大麻の形をした芳香剤であることが分かりましたが、念のため車内を調べたところ、ダッシュボードの中から大麻0.13グラムが発見され、現行犯逮捕となりました。 この芳香剤はカー用品店などで一般的に売られているもので、販売メーカーは今回の事件について、「大麻草などのイメージで製造していない」「一般に市販されているものを使っただけで警察が職務質問していたのなら、それは疑問にも思うし、遺憾に思う」と答えました。 原田容疑者は調べに対して、「去年2月ハワイに卒業旅行に行き、大麻を吸い始めた」と説明しています。(20日23:24)