高齢者の医療制度で、きょうから新たに最大で430万人を対象に年金からの保険料の天引きが始まります。
きょう、新たに天引きが始まるのは、システム整備の遅れなどを理由に4月からの天引きを見合わせていた全国29の市区町村の90万人、サラリーマンの子供などの扶養家族になっていた200万人、さらに、後期高齢者ではないものの65歳から74歳の国民健康保険に加入している130万人などで、およそ430万人に上ります。
年金からの天引きについては、高齢者からの批判が集中したため、10月分からは一定の条件を満たすケースについては金融機関からの口座振替を認めていますが、北海道や名古屋市、埼玉県川口市など全国でおよそ2万人が事務処理のミスで口座振替と天引きの二重徴収になるなど、混乱が出ています。(15日00:30)