6日夜、「年越し派遣村」から都内の施設に移った100人が東京・日比谷公園に集まり、厚生労働省の担当者に直接、生活や就職活動上の問題点を訴えました。
「(会社の面接に行く)交通費がなかった。それで行けなかった。それを区に言ったら『そういうお金は用意していません』と。(生活保護申請のための交通費の)『1000円しか用意してません』と」(東京・中央区の施設で宿泊する人)
集会には派遣村から移動した100人余りの元派遣労働者らが参加、就職活動やアパートを探す際の交通費がなく、このままでは新たな仕事や住まいを見つけることが出来ないといった声が相次ぎました。
これに対し、厚生労働省の担当者は「なんらかの形で就職活動などに必要な費用を出すようにする」と答えました。
また、都内の施設の使用期限である12日までに住まいを見つけられなかった人については、「体育館に移すようなことはせず、受け皿はつくる」と答え、12日以降の住まいも確保する考えを明らかにしました。(07日02:13)