不正な取引に関わっていたとして金融庁から行政処分を受けた三菱東京UFJ銀行に対して、日本経団連は1ヶ月間の活動自粛とする処分を決めました。
三菱東京UFJは業務上横領事件を起こした大阪の財団法人「飛鳥会」に対し、長年にわたって不適切な融資を行っていたとして、金融庁から一部業務の停止を命じる行政処分を出されました。
これを受けて、日本経団連では三菱東京UFJを28日から1ヶ月間の活動自粛とする処分を決め、銀行側に通知しました。また、併せて経団連の副会長でもある三木会長を厳重注意とする処分も決めています。
今回の処分にあたって経団連の御手洗会長は、「反社会勢力との関係断絶に向けた経営トップの意思の社内への徹底、報告の仕組みなどについて万全でなかった点があったと考えざるを得ない」と強く批判するとともに、再発防止に向けて総力を挙げて取り組むよう求めました。(28日20:27)