ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児、「ベトちゃんとドクちゃん」の兄のベトさんが、重体となっていることがわかりました。
ベトさんが入院しているベトナム・ホーチミンの病院の医師が7日、JNNの取材に対して明らかにしたもので、ベトさんは先月末ごろから体調が悪化し、肺炎と高熱で重体になっているということです。
ベトさんとドクさんは19年前、分離手術を受け、成功しました。しかし、兄のベトさんは脳症の後遺症で、寝たきりの状態となっていました。
去年12月に結婚した弟のドクさんは、「兄の体調がここまで悪くなることはなかったので、気持ちが張りつめている」と話しているということです。(07日15:20)