こう着状態となっている北朝鮮の核問題について、アメリカを訪問している韓国のユ・ミョンファン外交通商相は、26日、「時間と忍耐は限界に近付いている」として、北朝鮮に対し核計画の申告を一日も早く提出するよう求めました。
「時間と忍耐は限界に近づいていると思います。北朝鮮がなるべく早く核計画の申告を提出するよう望みます」(韓国、ユ・ミョンファン外交通商相)
ワシントンで26日、ライス国務長官と会談したユ外交通商相はこのように述べ、6か国協議を前に進めるために、北朝鮮に対し、「完全で正確な」核計画の申告を一日も早く提出するよう求めました。
核計画の申告は、北朝鮮が、ウラン濃縮計画とシリアなどへの核技術協力の存在を否定していることからこう着状態となっていますが、ライス国務長官は「北朝鮮が義務を果たせば、我々も義務を果たす用意がある」として、申告が行われれば、北朝鮮のテロ支援国家指定などを早急に解除する意向を改めて示しました。(27日09:23)
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