天皇皇后両陛下は、太平洋戦争で負傷した兵士や家族に関する史料を集めた国立の施設「しょうけい館」を視察されました。 東京・千代田区にある「しょうけい館・戦傷病者史料館」は、戦争で負傷した兵士たちの史料や証言などを展示した国立の施設で、2006年3月にオープンしました。 両陛下は、召集令状や兵士が家族にあてた手紙、戦地での救護活動の様子を再現したジオラマなどを、真剣な表情でご覧になっていました。 また、担当者が、兵士が砲弾を受けた際に眼鏡をかけていたことから命が助かったという説明を受けた天皇陛下は、弾の跡が生々しく残る眼鏡を見つめながら、「その方は今はどうされていますか」などと熱心に質問をされていました。(19日13:12)