政府は、今回の金融危機に対応するため、2人の日銀の副総裁のうち空席となっている1人について、国会の同意を経て早期に任命する方針を固めました。
「金融、いま大変ですもん。と思いません?(Q.今であれば民主党も反対しないと?)ご理解頂けるんだと思いますけどね」(麻生首相)
日銀の副総裁を政府が任命するためには、その人事案を国会に提示し、衆参それぞれで賛成を得ることが必要です。
与党の国会対策委員長が夕方協議し、衆参両院の代表者会議を15日正午に開いて新しい副総裁の案を提示することで一致、野党側に協力を求めました。
副総裁人事をめぐっては、これまで民主党が旧大蔵省出身者の起用に再三、同意せず1つが空席になっていました。
政府は、こうした経緯を踏まえ、旧大蔵省OBではなく民間人から起用する方針で、民主党など野党の賛同も得て早期に任命したい考えです。(14日18:56)