中年の日本人ビジネスマンと、中国の若者たちが、意外な接点を見つけました。上海に駐在するビジネスマンたちが結成した「おじさんバンド」、レパートリーはすべて中国の最新ヒット曲です。
5人のメンバーは上海に駐在する30代から50代のビジネスマン。グループサウンズやフォークソングにも似た懐かしい雰囲気がある中国の最新ポップスが大好きです。
結成してまもなく2年で、レパートリーは20曲にまで増えました。この日は、職場から楽器を抱えてライブハウスに直行。リハーサルもなくぶっつけ本番なのは、よくあること。
「みんなは若いけれど、我々は30歳以上のおじさんです」(ギター・金子哲也さん)
「日本のおじさんが歌うヒットメドレーが、なぜか新鮮だ」ということで、上海で開かれるイベントの盛り上げ役として、ひっぱりだこになっています。
「おじさんがここまでやるのは難しいはず」(男性の観客)「中国語が上手なので尊敬します」(女性の観客)
「こちらも飛び込んでいくので、向こうも飛び込んできてもらえれば、ハートで話せるかなって」(ギター・金子哲也さん)
「気持ちいいですよ、これはね。非常に気持ちいいです」(リーダー・関屋憲さん)
ライブの締めくくりは、中国の若者と一緒に熱唱。肩肘張らない自然な交流を続けていきたいと、メンバーたちは思っています。(30日09:45)