札幌の女性が自宅で未熟児の男の子を早産した際、7つの病院に受け入れを断られ、男の子は、最終的に運ばれた新生児集中治療室のない病院で、10日後に死亡していたことがわかりました。 札幌市などによりますと、女性は去年11月15日の夜、札幌市北区の自宅で妊娠27週目の1300グラムの男の子を早産しました。 男の子は未熟児で、119番通報で駆けつけた救急車で搬送途中、市立札幌病院や北海道大学、それに札幌医大など7つの病院に受け入れを断られました。 「NICU=新生児集中治療室に空きがない」「当直医が別の患者の治療中で、対応できない」というのが受け入れ拒否の理由でした。 男の子はいったん心肺停止状態に陥り、通報から1時間半後にNICUのない病院に搬送されましたが、10日後に死亡しました。(02日11:33)