総額2兆円の定額給付金を盛り込んだ第2次補正予算案が、13日午後衆議院の予算委員会で野党が激しく抗議する中、与党の賛成多数で可決されました。 13日の予算委員会は、冒頭から野党側が委員長の委員会運営手続きに問題があるとして反発、予定の時間からおよそ45分遅れて始まりました。 質疑のあとで補正予算案と野党が提出した修正案の2つの案が採決されましたが、野党側は採決を行うこと自体に反対し、委員長席に詰め寄ったり、多くの議員がプラカードを掲げて委員会の部屋に集まるなど激しく抗議しました。 しかし与党側は予定通り採決を強行、補正予算案は与党の賛成多数で可決されました。 民主党など3党は13日中に開かれる衆院本会議では議場から退席して反対の意思を示す方針ですが、補正予算案はその関連法案とともに本会議でも与党の賛成多数で可決され、参議院に送られる見通しです。 ところで、予算委員会での採決の際には、民主党議員の抗議の様子をカメラで撮影しようとした自民党の村田国会対策副委員長が委員長の許可を得ていないとしてカメラを取り上げられる一幕もあり、民主党は村田氏の懲罰動議を衆議院に提出しています。(13日14:08)