大阪と福岡の2つの店で客の食べ残しを使い回していた高級料亭「船場吉兆」が、残りの2つの店でも刺身のツマなどを別の客に提供していたことがわかりました。これで使い回しは船場吉兆全店で行われていたことになります。
船場吉兆は大阪の本店に続き、福岡の博多店でも客が手をつけていないと判断した「鮎のおどり揚げ」を二度揚げしたほか、「よりうど」や「大葉」などいわゆる刺身のツマを盛り直して別の客に出していました。
また、博多店の会見によりますと、閉店した大阪の心斎橋店と福岡の天神店でも刺身のツマを盛り直したほか、わさびをわさび醤油にして使い回していたことがわかりました。
「ものがよければ使う。(ウドなどは)もう一度水にきれいにつけて出したと聞いています」(船場吉兆博多店の会見)
また、大阪で会見した湯木佐知子社長は、使い回しを今年3月に警察から聞かされてから今月まで公表しなかったことについて、「隠す気持ちはなかった」と釈明し、「博多店の使い回しは湯木正徳前社長の指示で、オープン当初の1999年から長年続いていた可能性がある」と話しました。(08日02:02)
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