南オセチアをめぐりロシアとの武力衝突が続いたグルジア情勢です。アメリカのブッシュ大統領は、アメリカ軍による人道支援を始めると共に、ライス国務長官を派遣するなど、グルジアへの支持を鮮明にし、ロシアに対する強硬姿勢を強めています。
「残念ながら、ロシアは停戦合意を守っていないという報告を受けている」(ブッシュ大統領)
13日、グルジアのサーカシビリ大統領と電話会談したブッシュ大統領は声明を発表し、ロシア軍が主要高速道路や港の封鎖を行うなど、未だ軍事行動を続けていると強く批判した上で、アメリカ軍がグルジアに向けて人道支援物資の輸送をすでに始めたことを明らかにしました。
また、ブッシュ大統領は、「民主的に選ばれたグルジア政府に対するアメリカの支持が不動であること」を伝えるために、ライス国務長官を首都、トビリシに派遣することを発表しました。
出発前に記者会見したライス長官は、人道支援の実施にあたっては、「港湾や航空路、道路がすべて開かれなけばならない」と、ロシア軍をけん制すると共に、「直ちに軍事行動をやめなければ国際社会でのロシアの孤立が深まるだけだ」と、強硬姿勢を鮮明にしました。
「今はソ連がチェコスロバキアに侵攻した1968年ではない。ロシアが隣国を脅し、首都を占領し、政府を転覆し、それが見逃される時代ではない」(ライス国務長官)
ここにきてアメリカが強硬姿勢を一気に強めたのは、当初の対応が出遅れた反動に加え、国内世論がロシアに厳しいこと、そしてもちろん停戦後の和平交渉をにらんでのことですが、グルジア紛争を機に、すでに冷えていた米ロ関係は大きく悪化することになりそうです。(14日09:03)
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