トヨタ自動車が、来年のグループ全体の全世界での販売計画について、これまでの計画より100万台以上減らす方向で検討していることが明らかになりました。 トヨタは来年の販売計画について、ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体で、8月の時点では970万台としていました。 しかし、世界的な景気の悪化は来年も続くと見られるため、トヨタは来年の販売台数を、当初の計画より100万台以上減らして、800万台前半とすることを検討しているということです。 トヨタの今年の販売台数は、去年よりも少ない900万台前後となる見込みで、2年連続で前年割れとなる見込みです。 新興国での好調な販売で成長を続けてきたトヨタですが、今後は生産体制の見直しが迫られるとみられ、下請けを含めた雇用への影響も懸念されます。(11日11:00)