イラクの首都バグダッドでは1日、自動車爆弾テロが相次いで3件起き、77人が死亡、120人が負傷しました。
バグダッド西部のイスラム教スンニ派の住民が多く住むマンスール地区では、燃料を積んだ輸送車がガソリンスタンドの前の車列に突っ込み、自爆しました。この爆発で少なくとも55人が死亡、67人が負傷しました。
また、これに先立ち、イスラム教シーア派住民が多く住むバグダッド中心部カラダ地区でも、路上に駐車してあった車が爆発し、20人が死亡、40人が負傷しました。
さらに、バグダッド南部のドーラ地区でも爆発物を積んだ車が爆発し、2人が死亡、5人が負傷しました。
アメリカ政府は先月、イラク情勢についての中間報告を提出し、「バグダッドでは平常の市民生活を営める兆候が出てきている」と説明していましたが、テロは依然、多発しています。(02日03:01)