世界3大映画祭の1つ、フランスのカンヌ映画祭で日本の河瀬直美監督が、映画祭に貢献した監督に贈られる「金の馬車賞」を日本人として初めて受賞しました。 「重いですね」(河瀬直美 監督) トロフィーを頭にのせておどける河瀬直美監督。「斬新で独創的な映画」作りを一貫して続けたことが評価され、フランス映画監督協会が満場一致で授賞を決めました。 「明日からは、また映画作りの初心者に戻って、赤ちゃんに戻って、新たな映画を、この時代に残る、これからの世界に残る映画を作り続けていこうと思います」(河瀬直美 監督) 河瀬監督は1997年に新人賞を受賞、おととし2007年には「殯の森」でグランプリを受賞しています。 「金の馬車賞」の受賞は、日本人としても女性としても初めてです。 また、この日は「ある視点」部門に出品している是枝裕和監督の「空気人形」も上映され、日本映画が注目を集める1日となりました。(15日11:21)