逮捕されたとき、警官に「よく見つけたな」と語ったのは、窃盗歴40年の男でした。警察に逮捕・送検されたのは、東京都の無職・渡邉一弘被告(53)で、窃盗などの罪で既に起訴されています。 渡邉被告はおととし12月、東京・練馬区の会社員の男性宅に侵入し、貯金箱から現金およそ20万円を盗んだ疑いが持たれています。渡邉被告の犯行は東京、埼玉を中心に合わせて672件、総額2600万円に上ると見られています。 埼玉県警によりますと渡邉被告は窃盗歴40年で、犯行時間帯が夕方、つまり宵の時間帯に集中していたことから、通称「宵のナベさん」と呼ばれ、警察が行方を追っていました。 渡邉被告は東京都内で警察に見つかった際、笑顔で「よく見つけたな、今回は俺の負けだ」と言って逮捕されたということです。 調べに対し容疑を認めた上で、「最近はカード社会、現金を置いていないから貯金箱を狙った」と供述しているということです。(16日17:40)
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