福島原発の事故から３か月以上が経過し、食品から検出される放射性物質の状況が変化していることから、政府の原子力災害対策本部は食品中の放射性物質の検査計画や出荷制限・解除などについて、見直すことを発表しました。
まず、出荷制限を解除するにあたっての条件ですが、「放射性セシウム」が暫定規制値を上回った場合は、１か月以内に１市町村あたり３か所で調べた検査結果が全て暫定規制値を下回った場合とするとしています。
これまでは１週間ごとに３回連続で暫定規制値を下回ることを条件としていましたが、これは半減期が８日と短い「放射性ヨウ素」のみに適応することになりました。
また、食品の検査を行う地域については、これまでの１１都県に加え新たに神奈川県、山梨県、静岡県を追加すること。「検査対象品目」については、国民の摂取量の多い米や卵、イモ類なども対象とすることなどを決めました。（27日20:02）
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