東京・八王子市の特別養護老人ホームに入所していた61歳の女性の大腸からスプーンが見つかっていたことがわかりました。女性はその後死亡し、警視庁が関係者から事情を聴いています。
今年6月、八王子市の特別養護老人ホームに入所していた61歳の女性が、おう吐を繰り返して病院に運ばれ、大腸からおよそ15センチのスプーンが見つかりました。スプーンは摘出されましたが、女性は容態が悪化し、1週間後に死亡しました。
「大腸の中でスプーンが見つかったことを誰も気づかないということは、施設にとって重大な責任だと思う」(多摩シルバーハウス成田稔嘱託医)
施設側は、女性は寝たきりの状態で、自分で食事をとることはできなかったとしています。
女性の死因は「水頭症」で、スプーンとの因果関係はわかっていませんが、警視庁はスプーンを飲み込んだ経緯について関係者から事情を聴いています。(09日16:57)