尾身財務大臣とアメリカのポールソン財務長官が8日、ワシントンで会談し、北朝鮮とイランの核開発に対し、断固たる態度で臨む事を確認しました。
「(北朝鮮、イランの)核開発を容認することはできないので、断固たる態度で対応するということでした。私どももそういう考え方でしたから、そういう意味では意見が一致いたしました」(尾身幸次財務相)
会談後、尾身財務大臣はこのように述べて、北朝鮮とイランの核開発を阻止するために、日米が断固たる措置を取っていくことを確認したと明らかにしました。
アメリカと北朝鮮の間では、今月中にも北朝鮮による偽札づくりなどの不法金融行為について協議が行われる見通しですが、ポールソン長官からは「我々から譲ることはしない」と、厳しい態度で臨む考えが示されたということです。(09日09:00)